2011-05-24(Tue)

9歳の自閉症の息子がいますが、私がしつけとして、これはしてもいい、悪いを教えるのですが、主人は子供にはもっと自由を与えるべきだ、していい悪いは子供が判断すればいいと言います。子供を拘束するつもりはないのですが、せめてしてもいいこと悪いことは親として教えるべきだと思うのですが、どうお考えでしょうか? 岐阜県 K.Dさん

ABA博士の答え

お子様に自由を与えるというのと、しつけとしてしていいこと悪いことを教えるというのは別ものです。

サッカーに手を使ってはいけないというルールがあるのに、自由に遊ばせたいと言って手を使わせるようでは本来の目的から外れてしまいます。

しつけというのは社会のルール、秩序を守るためにあるものであって、大人になっていく子供達にとって必要なものです。

また子供達はまだ経験していないことだから、教えてあげる義務が大人にはあるのです。

それを教えようとしないというのは、自由を与えようとしているのでなく、ただ無責任なだけです。

しつけとして、やっていいこと悪いことを教えてあげた上で、お子様に自由を与えて、お子様自身に「じゃあこの場合、これはしていいのか悪いのか」を考えさせてあげるのが、本来のしつけであり自由であると思います。
2011-05-21(Sat)

14歳になる息子がいますが、短気で起こったときに物を床や壁に投げつけて壊す癖があります。突発的なものですので、とめたくてもいつも手遅れといった状態です。何かいい方法はあるのでしょうか? 東京都 M.Iさん

ABA博士の答え

お子様にとって物を投げることが現在ストレスの発散法になっていますね。

まず、より適切なストレスの発散法を教えてあげることが大切だと思います。

例えば10代のお子様だとギターやドラムを学ばせてあげたり、投げるといった行動で適切なものですと野球やバスケットボールなどをさせてあげるのもいいと思います。

そして10代ですと、おこずかいをもらっていると思いますが、もし物を壊したとき、おこずかいから壊した分を代償させるというのも壊した結果として教えるのにいいと思います。

お子様には、イライラしたときに物を壊してはいけない、他の方法で対処しないといけないというのを気づかせてあげるのが大切だと思います。
2011-05-03(Tue)

5歳の自閉症の息子の自傷行為がひどくて困っています。自分の思う通りに行かないと手を噛みます。あまりにかみ続けるので傷も癒えません。何かいいアドバイスはありますでしょうか? 兵庫県 S.Nさん

ABA博士の答え

自傷行為を目にするのは親としてとても辛いことです。

まずお子様の安全のために手袋などを身につけさせてあげましょう。

すぐに手袋をぬいでしまうというようでしたら、長袖の服に手袋を縫い付けて着させてあげるのがいいと思います。

とにかく、まずお子様がこれ以上傷をつけれないような環境にすることが大切です。

そして、できるだけ多くのコミュニケーション力を体得させてあげましょう。

ほしいものがもらえないときには、いつもらえるのかをスケジュールをみせてあげて教えてあげたり、待たないといけないときには、時計やタイマーで教えてあげたり、待ってる間に他になにかできることを与えてあげたり、どうしてもあげれないものの場合、あげてもいいもののオプションを与えてあげたりと自傷行為に走る前にお子様に理解できる方法で丁寧に教えてあげましょう。

自傷行為に走ってしまったときには、怪我をしないことを確認した上で、ほしいものを与えないようにしてください。

自傷行為の後で、ほしいものを与えてしまうと、お子様にとって、自傷行為がコミュニケーションの方法となってしまいます。

自傷行為では物事が通らないということを教えてあげないと、自傷行為は止まりません。

とにかく、適切な方法で要求してきたときに、褒めてあげて、応えてあげることがとても大切だと思います。
2011-05-01(Sun)

5歳の息子がテレビゲームのやりすぎで、やめるように言っても聞きません。何度言っても聞かずにケンカにいつもなります。なにかいい方法はないでしょうか? 東京都 Wさん

ABA博士の答え

決め事に対していくつか大切な点があります。

まず、前もってどれだけの時間、ゲームができるのかを教えてあげましょう。

時計やタイマーを使ってしてあげるのもいいですし、ゲームを何回したら終わりと教えてあげるのもいいと思います。

そして、そのときが来る直前に一言、確認の声をかけてあげましょう。

時間がきたら、おしまいだと伝えて、終わらせます。

このとき、お子様が何を言おうとおしまいはおしまいです。

ここでよくやってしまうのは「じゃあこれで最後だからね。」と「最後。最後」と最後が1度で済まないことです。

これでは、お子様にとって、何が最後なのか分からなくなってしまいます。

最初に決めた約束をお互い守って、時間になったら終わりにするという形をくずさないようにしましょう。

それでケンカになるかもしれませんが、とにかく終わりは終わりということを教えてあげることが大切です。

それを続けることで、いずれケンカもなくなるはずです。

ここで大切なのは、ゲームが終わったとき、次に別の形で子供を楽しませてあげれることです。

お父さん、お母さんと一緒に散歩にいったり、お風呂で一緒に遊んだりしてあげることで、お子様は約束を守ることはいいことと感じるようになります。
2011-03-08(Tue)

7歳の自閉症の娘がいます。娘は欲しいものがもらえないとすぐにカンシャクを起こして泣き叫びます。そこであきらめて欲しいものを渡さないようにして、なぜもらえないのかとか、待つようにとか話そうとするのですが、泣き叫ぶので、聞く耳をもたないといった感じです。それでも言い続けた方がいいのでしょうか? 愛媛県 S.Iさん

ABA博士の答え

駄目と言ったものは、泣いてもあげないという姿勢、本当に大変でしょうがとても大切です。

よくここで可愛そうだから、とか一回だけなら、とあきらめて駄目と言ったにも関わらずあげてしまうと、「泣く」といった行動を強化させてしまうことになります。

つまり、泣いたらもらえるのだということを学ばせてしまうわけですから、ぐっとこれも愛情と思ってこらえましょう。

ただ泣いたりしてパニックをおこしているときにいろいろと話をしても、お子様の脳に届きません。

いわば、東京タワーのてっぺんを命綱無しで、しがみついているときに掛け算の問題を出されるようなものです。

泣いている間は、特になにもせず、とにかく泣き止むのを待ちましょう。

落ち着いたときに、なぜもらえなかったのか、そしていつ、どうしたらもらえるのかを説明してあげましょう。

それでまた泣くようでしたら、また泣き止むのを待って、理解できたときには思いっきり褒めてあげましょう。

ここでもうまくできたときに褒めてあげるのが大切なキーですよ。
2011-03-01(Tue)

7歳の自閉症の息子がいます。息子は高機能と診断されていますが、よく叫びまわり、兄弟の子供達も迷惑がっています。特に何かを嫌がって叫んでいるわけでもなく、ABA博士の言う「刺激」を求めているのだと思いますが、刺激の場合代わりとなる行動を教えればいいのですよね。叫ぶ代わりに何を教えてあげたらいいのでしょうか。 鹿児島県 T.Hさん

ABA博士の答え

確かに「刺激」を求めて起こしている行動が不適切の場合、同じ刺激を与えながらも適切な行動となるものを教えるのがいいといわれています。

例えば刺激を求めて人を噛むといった場合は、ガムを与えて、噛む行動を続けさせながらも適切な形にもっていくといった方法などがあります。

ここでは叫ぶといった行動が問題なのですが、叫ぶのと同じ刺激を与える、代わりの行動をみつけるのは難しいので、叫んでもいい場所、悪い場所を教えてあげるのはどうでしょうか。

例えば叫んでいい場所を納戸だとすると、お子様がリビングで叫んだときに「ここは叫んでいい場所じゃないよ」と教えてあげ、納戸に連れて行き、そこで思いっきり叫ばしてあげましょう。

叫びたいときは納戸にいけばいいと覚えさせて、納戸に自分から行って叫ぶことがあったら、しっかりと褒めてあげましょう。

また、納戸以外の場所で静かにしているときには、「静かにしてくれてありがとう」と一言いってあげるのもとてもいいと思います。

貧乏ゆすりする人がいたり、口笛をふく人がいたりと、刺激を求めて起こす行動は人それぞれです。単にしてはだめと言うのでなく、どこだとしていいかを教えてあげるのも大切です。
2011-01-30(Sun)

3歳の自閉症の子供がいるのですが、欲しいものがもらえず、「ダメ」と言われるとすぐに自分の手を噛んだり、頭を叩いたりと自傷行為に走ります。ダメなときはダメといいたいのですが、自傷行為に走られると心配なので、あきらめて与えてしまうこともあります。どのようにして、自傷行為をやめさせることができるでしょうか? 長野県 F.Wさん

ABA博士の答え

お子様の自傷行為は親御さんにとって自分が傷付けられる以上に痛いものです。

まず、頭を叩く行動は、帽子をかぶったり、ひどい場合はヘルメットをかぶるなどして、手を噛む行動も、手袋やマスクをつけさせましょう。

これによって自傷行為が減るわけではありませんが、まずは少しでも怪我を防止することは大切です。

ご質問に、ほしいものがもらえないときに自傷行為が見られるとありますので、次のような方法を試してみてはいかがでしょうか。

とっても好きな物(ここではチョコレート)と、まあまあ好きな物(ここではおせんべい)を用意します。

チョコレートは見せずに、おせんべいをテーブルの上に置き、お子様に気付かせます。

お子様がおせんべいがほしいといったときに、「これは〇〇君(ちゃん)のじゃないからダメだよ。」と伝え、我慢できたときに、即「えらいね!ダメっていわれて我慢できたね!」とチョコレートをご褒美にあげます。

ほかにもできるだけたくさん好きな物(食べ物)、まあまあ好きな物(食べ物)を用意し、何度も練習しましょう。

お子様は徐々に「ダメ」即「自傷行為」から「ダメ」即「ご褒美」へと覚えていきます。

そして、慣れたころに、ご褒美をとっても好きな物からまあまあ好きな物に変えてみましょう。

まあまあ好きな物にも慣れてきたときには、ご褒美をお子様にあまり関心の無い物等に置き換えたり、単に口で褒めてあげたりしましょう。

段階を踏んで、褒めながら我慢を教えていくというのがここでは鍵だと思います。
2010-12-24(Fri)

8歳の自閉症の息子を持つ母親です。今、6歳の弟がいるのですが、兄がよく弟を叩いたりします。理由がよく分からないのですが、やめさせようと叱ったり、弟にやり返させたりするのですが、改善しているように思いません。どうすればいいでしょうか? 東京都 S.Tさん

ABA博士の答え
叩いている原因を究明することがもっとも大切なのですが、お兄ちゃんの行動の結果(ご両親が与えるもの)ができるだけポジティブな形となるようにしましょう。そして忘れられがちなことなのですが、二人が仲良く遊んでいるときには、思いっきり褒めてあげ、一緒に遊んであげましょう。叩いたときには、注目が欲しいために叩いている可能性もあります。もしそうだとすれば、大声で叱ることで注目を浴びることに達成させてしまうわけですから、逆効果かもしれません。叩いたときは、落ち着いた声で「叩くのは駄目です」と伝えて、お兄ちゃんにできるだけ関わらず、叩いていない弟と遊んであげましょう。こうして、「叩く=遊んでくれない=注目が浴びれない」というのを教えることができればいいのではないでしょうか。弟に叩き返すように言うのは、効果的かも知れませんが、お兄ちゃんが叩くのをやめても、兄弟の仲が悪くなったり、弟が叩くことに慣れてしまったりすることがありますので、別の方法をお使いになることをお勧めします。
2010-12-23(Thu)

子供が絆創膏をつけるのをきらい、つけると泣き叫びます。必要なときにつけることができないので困るのですが、何かいい方法はありますか? 静岡県 Y.Kさん

ABA博士の答え
いろいろな方法がありますので、ここではいくつか紹介したいと思います。
1.ぬいぐるみで遊びながら、子供にぬいぐるみが怪我をしていることを教えてあげます。そして絆創膏を貼ってあげる練習をしてみましょう。怪我をしたときは絆創膏を貼るのだということを覚えさせましょう。
2.まず子供の大好きなご褒美を用意し、怪我をしていない部分に絆創膏を貼り、近い場所を指さし「〇〇まで歩いたら絆創膏をはずしていいよ」と教えてあげましょう。泣かずに目的地まで歩けたらご褒美を渡しましょう。それに慣れてきたら徐々に距離を伸ばしていきましょう。距離でなく時間を使って「1分間付けてから絆創膏をはずしていいよ」という方もいますが、時間というのは多くの子供にとって抽象的で、感覚が掴めなかったりすることが多いので、目で見える距離をお勧めします。
3.子供の大好きなご褒美を用意し、「絆創膏を付けている間は、このご褒美をいくつ食べても(ご褒美で遊んでも)いいよ」と教えてあげましょう。
子供に絆創膏を貼るのを強制しては、逆効果で余計に嫌がることになります。時間をかけて少しずつできるようにしていくのがポイントです。
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